快晴と、ほんの少しの希望
Vocal by 初音ミク
快晴は絶望に覆われて
平衡感覚を失った視界が陽炎を作り出している
あの曇天(そら)に向かって
この手で伸ばした先には、何が残るの?
見えない風に手を攫われていく
喪い続けたモノばかりが
徐に形を造って
あーでもない、こーでもない、
って好き勝手呟く
揺れる河の水面の揺らぎも
揺れ動くこの感情さえ
吸ったり、吐いたり、
って息をするのも面倒だな
憎しみは消えることはなくて
ふらついた足取りで歩く
何故希望に手を伸ばしている?
救済(すくい)を求めて。
この足で歩んだ先には、何があるというの
消えたい なんて言ったって
視界は変わりゃしないのに
この手で伸ばした先に、何か見つけた
そうやって僕達は息をするんだ